Blog

ブログ

期間工で採用されやすい履歴書の志望動機の書き方|例文や面接の注意点を紹介

目次



期間工を目指す理由としては短期間でお金を稼ぎたい人が多いため、アピールできる志望動機がまとめられず困っている人も多いのではないでしょうか。


この記事では、期間工に応募するために必要な履歴書や志望動機の書き方が分からない人に向けて、採用されやすい志望動機を作成できるよう具体的な例文や作成ポイントを解説します。


期間工の履歴書の志望動機の書き方


期間工の応募にあたって履歴書の提出が求められるでしょう。特に志望動機は、企業の採用担当者が重点的にチェックする項目の一つです。


一方で、明確な志望動機がなく、履歴書の書き方に困っている人も多くいます。選考に有利になりそうな志望動機が思い浮かばない状態で履歴書を作成するときは、次の三つのポイントに気をつけてみてください。


  • 嘘は書かずに正直に書く
  • 定型文のテンプレそのままで記入しない
  • 短い文章だけで済まさない


嘘は書かずに正直に書く

採用されたい意志が前面に出ることで嘘の志望動機を書くことはおすすめできません。


もし嘘の志望動機を書いた場合、面接で掘り下げた質問をされたときに履歴書に書いた文章と発言の内容に矛盾が生じやすくなります。面接が進む中で矛盾が大きくなれば、面接官に嘘を見破られてしまう恐れがあります。


とはいえ、「お金をたくさん稼ぎたい」ことが本当の志望動機である場合、正直に伝えてもよいのか不安に感じるでしょう。素直すぎる志望動機は下心が見える可能性があるので、ネガティブな印象を与えてしまうことがあります。そのため、お金を稼ぐ目的や目標を説明し、「それを達成するために頑張りたい」といった前向きな内容を書くようにしましょう。


嘘は避けつつ、企業側に「長期間にわたって真面目に働いてくれそう」「熱意がある」と感じてもらえるような書き方を意識することが大切です。


定型文のテンプレそのままで記入しない

インターネットの情報や面接対策本には、志望動機のテンプレートが紹介されています。しかし、テンプレートの定型文をそのまま履歴書に使い回すことは避けましょう。採用担当者は何人もの履歴書をチェックしてきた経験があるため、違和感を抱かれやすく、場合によってはテンプレート通りであることを見破られてしまいます。また、他の求職者の履歴書との差をつけることも難しくなるでしょう。


例文を参考にすること自体に問題はありませんが、そのまま使わずに自分で考えたオリジナルの文章を使うようにしてください。

                                                                         

 短い文章だけで済まさない

志望動機の記入スペースに対してあまりにも短い文章では、相手に熱意が伝わらず「仕事に対する意欲がない」と思われてしまうことがあります。志望動機を書くことが困難であっても、「車が好きだから」「貯金したいから」といった短文のみで済まさないように注意する必要があります。


志望動機は、企業の担当者が採用する期間工を見極めるための重要なポイントとなります。履歴書の志望動機欄はできる限り埋めることを心がけ、最低でも4文以上は書くようにしましょう。


期間工の志望動機の例文


期間工を目指す主な志望動機には、下記のようなテーマが挙げられます。


  • 貯金したい
  • 体力に自信がある
  • 職歴に工場勤務経験がある
  • 正社員登用を目指している
  • 製品が好き


とはいえ、志望動機の軸が決まっても、どのように文章化すればよいか分からない場合もあるのではないでしょうか。ここでは、志望動機ごとの例文を紹介します。例文ごとに意識すべきポイントや注意点も併せて解説しますので、ぜひ期間工の履歴書づくりの参考にしてみてください。


貯金したい


■例文


私は幼い頃から貴社の自動車が非常に好きで、自動車に関わる仕事に就きたいと考えてきました。現在は、整備士になるために整備士学校への進学を目指しています。そのために期間工で期間満了まで誠実に働き、進学費用を貯金したいと考えております。また、期間工として貴社の自動車の生産業務に携わることで、貴社の自動車の魅力をより世界に発信するための貢献ができればと考えております。


志望動機のテーマがお金関連の場合は、借金返済といったネガティブな話題は避けた方がよいでしょう。上記の例文では、志望先の企業の製品が好きであることと貯金に対する前向きな理由を結びつけることで、より深い内容に仕上げています。また、期間満了までしっかりと働くという真面目な姿勢もアピールできます。


体力に自信がある


■例文


私は小学校から高校までサッカー部に所属し、現在もフットサルを趣味としているため、体力には大変自信があります。体を動かす機会の多い貴社での仕事は、自慢の体力を生かす場として最適だと考え応募いたしました。また、部活動を通し、ルールや規則を守ることや周囲と協力して物事を達成することの大切さを学びました。期間工として採用していただけた場合は、スポーツで培った体力や協調性を生かして貴社に貢献いたします。


体力に自信があるときは、学生時代の運動部の経験や日頃の筋トレなど、具体例を取り入れて説明しましょう。体力面だけでなく、協調性やルールを守る誠実さや、目標に向かって努力する向上心なども併せてアピールすることがおすすめです。


職歴に工場勤務経験がある


■例文


私はものづくりに強い関心があり、過去には○○工場で勤務した経験もあります。自分の仕事が製品をつくり上げる工程の一部になることにやりがいを感じるとともに、コツコツと取り組む仕事は自分に合っていると実感しました。また、仕事で分からないことは積極的に質問し、アドバイスはメモを取って必ず振り返るようにしていました。この経験を生かし、貴社の仕事においても自分から進んで行動して、いち早く貴社に貢献できる人材になりたいと思います。


工場勤務の職歴を志望動機に取り入れる場合は、経験のみを伝えるだけではアピールポイントとして物足りないでしょう。工場での勤務経験をどう生かすことで企業側にメリットを与えられるか、というポイントを盛り込むようにしましょう。


正社員登用を目指している


■例文



私は子どもの頃から車好きで、中でも貴社の○○車が大好きです。貴社で車に関わる仕事に就きたいと考え、以前正社員の募集に応募いたしましたが、実力不足で採用には至りませんでした。しかし、貴社で働きたいという思いを捨て切れず、まずは期間工として貴社の仕事に携わってみたいと考え、応募いたしました。貴社は、他のメーカーに比べて積極的に正社員登用を行っていると伺っております。私がもし貴社で働くことができましたら、正社員への登用をご検討いただけるよう熱心に、真面目に働く所存です。もちろん、正社員になることが難しい場合でも、誰にも負けないよう精一杯働きたいと考えております。


「正社員になりたいから期間工で働きたい」という理由だけでは、「正社員になれないと分かったらやる気がなくなってしまうのでは?」という懸念を抱かれかねません。そのため、他の志望理由をプラスして伝えるとともに、正社員になれなかったとしても真面目に働く姿勢をアピールすることが大切です。


 製品が好き


■例文



私は貴社の自動車が非常に好きで、これまで購入した車は〇〇や××など全て貴社製品です。現在の愛用車も△△で、新車購入のために貯金に励んでおります。自分が大好きな自動車の製造に携わることのできる貴社であれば、意欲的に仕事に取り組むことができると考え、応募いたしました。期間満了まで誠実に働き、貴社の自動車の購入資金につなげることができたらうれしく思います。期間工として採用いただけた場合は、貴社の自動車の魅力を世界に発信するために精一杯貢献いたします。


「貴社の製品が好き」という理由だけでは志望動機として弱い部分があるため、「貴社製品の購入費用として貯金したい」「期間満了まで真面目に働く」などの動機を追加するとよいでしょう。


 採用されにくい志望動機の一例


ネガティブなイメージを与える志望動機は、採用担当者に悪い印象を与える可能性があります。


ここでは、採用されにくい志望動機の例文を三つ紹介します。なぜ良くないのかの理由を解説するとともに、改善例も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。


短期勤務が前提となっている


■悪い例文


一カ所に留まることが苦手なので、長期の仕事は向いていません。3カ月だけなら頑張れそうだと思い応募いたしました。


短期勤務を前提とした志望動機は、「すぐに辞めてしまうかもしれない」と思われる可能性が高くなるため、避けた方がよいでしょう。


また、ネガティブな表現はポジティブな表現に言い換えて伝えることが大切です。悪い例文の「一つの場所に長く留まることが苦手」という短所も、以下の改善例のように「短い期間で新しい環境になじむことができ、積極的に行動できる」という強みになります。


■改善例


体を動かすことが好きなので、力仕事の多い貴社の仕事は自分に最適だと考え応募いたしました。新しい物事にチャレンジすることも得意であり、期間が決まった仕事でも新しい環境にいち早く適応し、意欲的に仕事に取り組める自信があります。



体力や精神面で弱さが見える


■悪い例文


体が弱く、そのことが理由で上司との折り合いが悪くなり、正社員として働き続けることができませんでした。期間限定の期間工であれば頑張れるのではないかと思い応募いたしました。


健康状態を重視する期間工において、心身の脆弱さを感じさせるような表現は避けるべきです。マイナス面には極力触れず、それをカバーするために行っている前向きな行動を志望動機に書くようにしましょう。働く期間が限定される点についても、プラスに捉えられるように伝える必要があります。


■改善例


体力をつけるためにジョギングを日課にしています。また、仕事では小さなことでも報告・連絡・相談を心がけています。○○として起業したいという目標があるため、資金を貯えるために貴社の期間工として期間満了まで精一杯働きます。



 前職を辞めた理由が後ろ向きな内容


■悪い例文


サービス残業が多いにも関わらず、働きに見合った給料を得ることができなかったため、仕事へのモチベーションを失ってしまい退職いたしました。


残業が多くなりがちな期間工も、「前職と同じ理由から、途中で辞めてしまうのでは?」という良くない印象を与えやすくなります。そのため、前向きな退職理由を伝えることが大切です。また、報酬の高さが特徴の期間工への志望動機につなげられるとよいでしょう。


■改善例


将来起業するという目標が見つかり、その実現に向けて資金を貯めております。前職の給料では目標額を達成することが難しいため退職いたしました。



 期間工に面接官が重視するポイント


期間工の採用にあたり、企業の担当者は、限られた契約期間に好待遇で働けるという期間工の仕事ならではのポイントを重視して選考する傾向にあります。期間工の面接官が求職者に対して求める要素としては、次の4点が挙げられます。


  • 長く働いてくれるかどうか
  • 工場勤務経験の有無
  • 真面目に働いてくれるかどうか
  • 健康面で問題はないかどうか


履歴書に書く内容や面接で話す内容は、上記のポイントを意識してアピールするとよいでしょう。ここでは、それぞれのポイントについて具体的に見ていきます。


 長く働いてくれるかどうか

期間工の面接官が重要視するポイントとしては、「長い期間にわたって働いてくれるかどうか」という点です。


期間工は、他のアルバイトや派遣に比べて高待遇であるケースがほとんどです。場合によっては、正社員よりも稼ぎやすい仕事といえます。そのため、待遇面に魅力を感じた多くの求職者が応募してきます。しかし、実際に働き始めると予想を超える仕事のきつさを感じ、契約期間の途中で投げ出してしまう人も少なくありません。


企業としては、途中で人員が減ると業務が滞る恐れがあるほか、新しく人材を補充するためのコストも必要となります。そのため、契約途中で仕事を投げ出すことなく、長い間働いてくれる人かどうかが特に重視されるのです。


工場の勤務経験

期間工の仕事は、工場勤務がメインです。そのため、過去に工場で勤務した経験はアピールポイントになります。工場での勤務経験があれば、履歴書や面接で積極的にアピールしていきましょう。その際は、「勤務経験を仕事にどう生かすのか」という点を説明し、自分を雇うことで企業側が得られるメリットをしっかりと伝えることが大切です。


ただし、工場での勤務経験がないからといってデメリットになるわけではありません。その場合は、他の強みをアピールポイントするとよいでしょう。


 真面目に働いてくれるかどうか

採用後、きちんと真面目に働いてくれる人物かどうかという点も、面接官がチェックするポイントです。期間工の仕事は慣れればルーティン作業になりますが、スムーズに仕事をこなせるようになるまでが大変です。そのため、しっかりと仕事を覚え、誠実に業務に取り組む姿勢が大切になります。


真面目な働きぶりをアピールしたいときは、「ルールや規則を守り、注意されたことは素直に受け止めて改善できること」などを伝えるとよいでしょう。その際は、下記のエピソードも併せてアピールすることがおすすめです。


  • 受けたアドバイスは全てメモして、次回に生かすようにしていた
  • 分からないことは積極的に質問していた
  • 気がついたことがあれば、誰かに言われる前に自分から進んで行動していた


 健康面で問題はないかどうか

求職者の健康面も、企業が重視する大切なポイントとなります。


期間工の仕事は、重いものを持つ機会が多く、遅番や夜勤がある場合は生活リズムも乱れやすくなります。一般的な仕事と比べるとハードになりやすいところが、高収入につながる理由でもあるのです。健康面に不安がある場合は、期間満了まで勤め上げることが難しくなるケースもあります。そのため、期間工は体力がある健康な人材が求められる傾向にあります。


体力に自信がある人は、「学生時代はずっと運動部だった」「趣味でスポーツやトレーニングをしている」などの自己PRを志望動機と結びつけて書くとよいでしょう。


面接で志望動機を伝える際の注意点


面接で志望動機を聞かれる可能性は非常に高いため、事前に対策しておくことが重要です。


面接時に志望動機を伝えるときは、履歴書に書いた内容を丸暗記して話すのではなく、「自分の言葉でより詳しく説明する」意識が大切です。履歴書の志望動機そのままの文章で述べると、面接官に熱意が伝わりづらいからです。


スムーズに話せなかったとしても問題ありません。期間工として働きたいという思いを相手にアピールする一生懸命な姿勢は、感情がこもっていないスムーズな暗唱よりも効果を発揮するものです。


ぜひ、自分の言葉で話す練習をしてから面接に臨むようにしてください。


まとめ


履歴書に期間工への志望動機を記載するときは、嘘は避けて正直に書く必要があります。ただし、できる限りネガティブな表現は用いず、前向きな表現でアピールすることが大切です。


期間工の仕事は、ハードな仕事に耐えられる体力や、真面目に長く働く姿勢も求められます。体力に自信がある人や、コツコツと誠実に仕事に取り組める人は、積極的に強みをアピールしましょう。


ぜひ、この記事で紹介したポイントを踏まえ、面接官に熱意を伝えてください。








Contact

各種お問い合わせ

Recruit

採用情報