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工場勤務の給料は安いって本当?平均年収との比較や雇用形態別給与を解説

目次

工場勤務にもいろいろな仕事があります。大手自動車メーカーでの正社員から、アルバイトまでさまざまです。工場での仕事を考えている人は、工場での仕事でどのくらい給料がもらえるのか、果たして生活できるのかが不安に感じる人もいるでしょう。

ここでは、工場勤務とはどのような仕事なのか、実際に就職したらどのくらい給料がもらえるのか、具体的に説明します。


工場勤務とはどのような仕事?


まずは、工場勤務とはどのような仕事なのか、業種や職種、雇用形態について説明します。


工場勤務の主な業種・職種

一口に工場勤務といってもさまざまです。例えば、生産や製造、加工に実際に携わる仕事もあれば、工程や品質を管理する業務もあります。また、業種も今後成長が見込まれる自動車、先進技術、医療、医薬品などの分野もあれば、海外からの部品輸入に頼っている安価な製品製造もあります。各業種によって給与水準には開きがあるため、自分がどの分野でどんな仕事に就きたいのか、イメージを膨らませておきましょう。


工場勤務の雇用形態

工場勤務の雇用形態もさまざまです。そして、雇用形態によって給与体系は大きく異なります。ここでは、それぞれの雇用形態での月収がどのくらいかも説明します。

正社員

正社員として働く場合、給与体系は安定しており、残業代や休日出勤手当も確実に支給されます。月収は20~30万円、年収は300~400万円ですが、さらにボーナスや各種手当が上乗せされます。

派遣社員

派遣社員の待遇は工場によって異なりますが、一般的に時給1,000~2,000円です。仮に時給1,500円だと月収は約30万円です。正社員と異なり、ボーナスの支給がないため、勤続年数が長くなればなるほど、正社員との待遇の差が広がります。

アルバイト

アルバイトも派遣社員と同じく、時給で給料が支給されます。派遣社員と比べると、やや低めですが、勤務時間を多くすれば、月収20~30万円も可能です。ただ、ボーナスは支給されないため、安定した待遇を求めるのであれば、将来的に正社員を目指すのもよいでしょう。

期間工

期間工とは、主に自動車メーカーなどの工場で短期間働くことです。アルバイトや派遣社員に比べて待遇が良く、寮や食堂が完備されていることも多いため、年収で換算すれば400万円以上になることもあります。社員登用の道もあり、将来性が見込める雇用形態です。


工場勤務の給料は安い?


工場勤務の給料は安いといわれることがありますが、実際はどうなのでしょうか?ここでは、その理由と現状について説明します。


工場勤務の給料が安いといわれる理由

工場勤務の給料が安いといわれるのは、工場勤務では雇用条件や職歴、価値観などさまざまな理由で給料に開きがあるからです。上述したように、製造業における正社員と正社員以外では賃金に大きな差が生まれます。アルバイトや派遣社員でも長い時間働けば、それなりの月収を得ることはできますが、ボーナスや各種手当は支給されません。そのため、年数が長くなればなるほど収入に差が開きます。


平均年収と比べて安いのか?

工場勤務の年収は、他の業種を含めた平均年収と比べて安いのでしょうか?

ここでは、「令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況」を参照しましょう。企業規模が10人以上の場合の月収と賞与などの特別給与の平均は以下の通りです。


  • 25~29歳 月収276,800円 特別給与648,100円
  • 30~34歳 月収309,100円 特別給与778,400円
  • 35~39歳 月収338,800円 特別給与910,200円
  • 40~44歳 月収359,800円 特別給与1,006,100円


これに対して、工場勤務者の収入を見てみましょう。ここでは、工場勤務の中でも「電気機械器具組立従事者」、「自動車組立従事者」「その他の機械組立従事者」について紹介します。


職種
月収
特別給与
電気機械器具組立従事者
285,100円
664,100円
自動車組立従事者
367,600円
1,054,800円
その他の機械組立従事者
279,400円
673,900円


このように比較してみると、自動車組立従事者が他の業種よりも年収は高めであることが分かります。工場勤務すべてが安い、というわけではないのです。


工場勤務での給料を上げるには?


ここでは、工場勤務での給料を上げる方法について説明します。


諸手当で手取り額アップ

工場勤務での給料を上げる一つの方法は諸手当を充実させることです。基本給が安い場合、工場勤務では深夜手当等諸手当で支給額が増えます。また、資格取得による手当がある場合、スキルアップで給料が上がる場合もあります。ほかにもさまざまな手当があるため、諸手当で手取り額をアップさせましょう。


給与水準が高い職場への就職

工場勤務での給料を上げる二つ目の方法は、給与水準が高い職場に就職することです。工場での勤続年数が増えても、基本給の昇給スピードが緩やかな職場が多いため、なかなか同じ場所にいて給与アップを狙うのが難しい場合があります。そのため、先を見据えて給与水準が高い職場への就職・転職するのも一つの方法です。


まとめ

「工場勤務」にもさまざまな業種、職種、雇用形態があり、一口に「安い」とは言い切れないことがお分かりいただけたと思います。これから工場で働くことを考えている人は、求人内容をしっかり確認するようにしましょう。また、すでに工場で働いている人はスキルアップをおすすめします。アルバイトなら正社員を目指したり、待遇によっては転職の道を探ったりしてみてはいかがでしょうか?

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