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研究職の平均年収は約720万!収入に影響する4つのポイントも公開

「研究職の年収はいくら?」
「年収を上げるためのポイントを知りたい」
このような疑問をお持ちではないでしょうか。
研究職の平均年収は、約740万で、日本の平均年収と比較すると高水準です。しかし高年収を得るにはスキルや実績の保持に加え、継続的な成果が求められます。

本記事では研究者の平均年収の詳細や、高収入を得るためのポイントを解説します。また研究職の年収ランキングTOP5も解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

研究職の年収はいくら?


研究職の平均年収は、約740万です。厚生労働省のデータによると、一般的に研究職と呼ばれる下記職種の平均年収は、すべて同額でした。

  • 医学研究者:740.2万
  • 薬学研究者:740.2万
  • 土木・建築工学研究者:740.2万
  • バイオテクノロジー研究者:740.2万

日本の平均年収が約460万のため、比較すると高収入であるとわかります。

ただし年収はあくまでも平均のため、職場やスキル、役職などによって変わる可能性を覚えておきましょう。

参照:厚生労働省「jobtag」|医学研究者
厚生労働省「jobtag」|薬学研究者
厚生労働省「jobtag」|土木・建築工学研究者
厚生労働省「jobtag」|バイオテクノロジー研究者
国税庁|令和5年分 民間給与実態統計調査

研究職の年収に影響するポイント


研究職の年収に影響するポイントは、以下の4つです。

  • 最終学歴
  • 専攻分野
  • 研究実績
  • 語学力

なぜ年収に影響するのかを解説しますので、参考にしてみてください。

最終学歴

研究職の年収は、最終学歴に応じて変わる傾向にあります。理系出身者は卒業した教育機関や学習内容に応じて、下記の称号を取得できます。

  • 学士
  • 修士
  • 博士

学士号は研究発表などの課題を終えたうえで4年生大学を卒業すれば取得が可能ですが、修士号、博士号は必要過程を終了し大学院を卒業しないと取得できません。

一般的には学士号<修士号<博士号の順で年収が上がるため、高年収を希望するなら博士号を習得しましょう。また大学や公的機関は募集条件として修士号、博士号の保有を求めているところもあります。

研究職は学歴で年収や就職先が決まる可能性が高い職業です。

【関連記事】
学部卒は研究職に就けない?就職率や就活でのアピールポイントを解説
修士卒が研究職に就くためのポイント!向いている人やおすすめ就職先も紹介

専攻分野

研究職にはさまざまな専攻分野が存在するため、何を研究していたかによって年収に影響がでる可能性があります。
厚生労働省のデータ上では、どの研究職でも平均年収は同じでした。しかし需要の高いIT、AI、製薬などは年収が高い傾向にあります。
 
また、需要の高い分野は研究を推進するための人材が必要なので、採用人数も多い可能性が考えられます。したがって需要が高い分野を専攻すれば、就職先が広がり高年収を得られるでしょう。

研究実績

学生時代の学会発表や前職での他企業との共同研究などの実績があると、スキルや経験のアピールになるため、年収を上げやすいです。
 
特に共同研究は発想力や柔軟性を評価される傾向にあり、採用すれば即戦力として活躍できると判断されるでしょう。
 
入社後に年収を上げたいなら、ただ研究を進めるのではなく学会発表などに積極的に参加し、実績を積むのがポイントです。

語学力

研究職は海外論文などを読むこともあるため、英語をはじめとした語学力があると高評価につながります。海外拠点がある企業なら現地駐在のチャンスも掴め、年収に反映されるでしょう。
 
なお語学力は必須ではないですが、少しでもスキルがあるに越したことはありません。入社時にTOEICなどの点数を定めている企業もあるため、語学力の有無は就職先の選択肢に大きく影響します。
 
年収アップの可能性を上げるなら、研究だけでなく語学にも力をいれて勉強しましょう。
 

研究職の年収ランキングTOP5


研究職の年収が高い企業TOP5は、以下のとおりです。

  • 武田薬品工業株式会社
  • ヤンセンファーマ株式会社
  • ファナック株式会社
  • ソニー株式会社
  • 富士フイルム株式会社

各企業の特徴や年収が高い理由を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

武田薬品工業株式会社

武田薬品工業株式会社は、医薬品を中心とした研究開発を行っている企業です。国内だけでなく世界に拠点を持っており、がんや中枢神経、希少疾患などの研究に力を入れています。
 
参照データによると、研究開発の平均年収は1,200万を超えており、平均約740万よりも高水準です。
 
年収が高い要因としては、注力している分野が挙げられます。医薬品は、人間の健康や生命維持に欠かせない需要が高い分野です。そのため業績が安定しており、給与に還元されていると考えられます。

ヤンセンファーマ株式会社

ヤンセンファーマ株式会社は、世界最大級のトータルヘルスカンパニーです。ベルギーに本社がある「ジョンソン・エンド・ジョンソン」のグループ会社で、医療用医薬品を専門に研究開発を行っています。
 
がん治療、免疫疾患分野に注力している点が特徴で、平均年収は1,000万超えです。理由は武田薬品工業株式会社と同様、医薬品開発を専門に行っており、業績や資金が安定していると考えられるからです。
 
やはり医薬品に注力している企業はニーズが高く、雇用や給与が安定している傾向にあります。

ファナック株式会社

ファナック株式会社は、電気機器の製造を行っている企業です。工場自動化に着目し、AIを活用した産業用ロボット事業を展開した結果、世界トップクラスのシェアを誇っています。

研究職の平均年収は1,000万を超えており、福利厚生なども含めた待遇面の満足度も高いです。 
AIは需要が高い分野の1つなので、ファナック株式会社は今後も安定した給与や待遇が期待できるでしょう。

ソニー株式会社

ソニー株式会社は、国内大手総合電機メーカーです。携帯電話の「Xperia」をはじめ、以下の幅広い電気製品を製造しています。

  • コンピューター
  • オーディオ
  • テレビ
  • デジタルカメラ
  • ICレコーダー

また近年は、院内映像システムの製造など医療分野にも力を入れています。
 
研究職の平均年収は948万で1,000万は下回っているものの、給与としては高水準です。高年収の理由としては、幅広い分野で高いシェア率を誇っている点や医療分野への進出が考えられます。

富士フイルム株式会社

富士フイルム株式会社は、国内大手精密化学メーカーです。
 
インスタントカメラの「チェキ」をはじめ、デジタルカメラや複写機などのOA機器の製造開発に注力しています。また最近は医薬品や化粧品など、さまざまな分野に進出している点も特徴です。

データによると、研究開発の年収は899万と高水準を誇ります。要因は国内トップメーカーである点に加えて、医療などの需要の高い分野への進出でしょう。
富士フイルム株式会社に入社すれば、高収入を得ながら幅広い分野の研究に関われる可能性があります。
 

研究職の年収に関するよくある質問


研究職の年収に関するよくある質問に回答します。

研究職で年収1,000万は可能?

厚生労働省のデータによると、研究職の平均年収は740.2万です。日本の平均年収である約460万と比較すると高収入と言えますが、平均では1,000万には届きません。 

研究職の年収ランキングTOP5に記載されている企業をはじめとする大手企業に勤めている、役職がついているなどの場合は年収1,000万を超えるケースもあります。
研究職で年収1,000万を得るなら、スキルや実績が必要です。 

【関連記事】研究職の年収は1000万超えできる?実態や到達するためのポイントを解説

研究職の年収は低いの?

研究職の年収は平均740万と日本の平均年収よりは高いですが、仕事の大変さに対して年収が見合っていないという意見があります。
 
研究職は人々の生活や生命に関わる職種のため、プレッシャーなどが大きい仕事です。また継続的な成果が求められるため、万が一成果が出ない場合は、研究を打ち切られる可能性があります。
 
仕事の大変さやプレッシャーは、どの企業でも変わりません。そのため研究職で年収を上げるなら、大手企業に勤める、役職に就くなどスキルを上げるのがポイントです。
 

まとめ

研究職の平均年収は約740万で、日本の平均年収である約460万と比較すると高水準といえます。年収1,000万円も目指せますが、修士号、博士号や語学を取得したうえで、大手企業や大学への就職できるかがポイントです。
 
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