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製造業の志望動機の書き方は?例文付きで解説!高卒・新卒・未経験必見

製造業に就くうえで大切なのが志望動機です。特に製造業は、いわゆる「レガシー企業」が多く、応募者を慎重に見極める傾向が強いとされています。また、場合によっては集中力が必要な作業があったり、体力を使う仕事だったりする場合もあるため、慎重に人を選ぶことが多いです。

そこで本記事では、企業から高く評価されやすい志望動機の書き方を説明します。高卒、新卒、未経験など状況に応じて例文も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目次


【まずは確認】製造業とはどんな業界? 


はじめに、製造業とはどのような業界なのか、仕事内容と年収・将来性、求められる人材を紹介します。

製造業の仕事内容

製造業とは様々な原材料から製品を作る業種であり、多岐にわたる分野が含まれます。何を製造する業界なのか、従事する製造工程によっても仕事内容は異なるでしょう。どのような職種であっても共通するのは、製品の製造に関する仕事であるということです。

工場に勤務し製品を作る仕事や円滑な生産をサポートする仕事など、内容は多岐にわたります。「何を作りたいか」「どのような職種を仕事にしたいのか」など従事したい仕事を明確にできると良いでしょう。

仕事内容には膨大な種類が存在するため、まずは興味のある職種や業界を絞ってから情報を集めると把握しやすくなります。また、インターンシップを利用できる場合は、自ら体験できることに加えて知りたい内容を質問できるため積極的に利用しましょう。

製造業の年収や将来性

製造業の年収は他の業種と同じように企業や雇用形態、学歴などによって変わります。年収を上げる方法は勤続年数が増えることによる昇給や役職、スキルを証明できる資格の取得、転職などが挙げられます。

国税庁「令和3年分民間給与実態統計調査」によると、全業種の平均年収が約377万円に対して製造業の平均年収は約421万円です。全業種平均の年収と比較すると、約44万円も上回ります。

製造業はさまざまな産業の基盤になっているため、平均年収が大幅に減り、業界が完全になくなることは考えにくいでしょう。むしろ、AIやデジタル技術を駆使して効率化していくことが予想されており、大企業、中小企業問わず高い将来性を期待できます。

製造業で求められる人材

製造業で求められる人材は職種によって異なります。

  • 技能職の場合:高い集中力や何かをやり抜く力を持った人材
  • 事務職の場合:正確性やコミュニケーション能力を持った人材
  • 管理職の場合:マネジメント能力や業務遂行能力を持った人材


基本的には、このような人材を求められることが多いです。志望動機では、「上記の能力を持っているか」「持っているとしたら、どのようにして身につけたか」「そして、その能力をどう役立てるか」を具体的にアピールできれば好印象を与えられるでしょう。

これらの能力がない場合でも、「今後、どのようにして身につけていくか」を記載することでアピールにつながります。特に高校生の場合、能力を持っていないことがほとんどですので、どれだけ具体的に将来性を伝えるかが大切です。


製造業の志望動機の書き方 


製造業の志望動機は、基本的に書き方に大きな違いはありません。どのような職種でどんな業務に就きたいかによって、志望動機でアピールできる内容は変わります。書き方の流れは以下のとおりです。

1. まずは結論を書く
2. なぜ製造業に就きたいのかを説明する
3. なぜその会社で仕事をしたいのかを説明する
4. 入社後の具体的なイメージを伝える

まずは結論を書く

最初におさえておきたいポイントは、結論から書くということです。例えば、「私が貴社を志望した理由は、貴社で行われている〇〇(事業内容や特色など)に興味を持ったことがきっかけでした」などです。結論からはじめることで、自分の情報を簡潔に伝えられます。

また、結論から書くことで、自分の志望動機がブレにくくなるというメリットもあります。何も考えずに自分のアピールポイントから書いてしまうと、文章がまとまらず、読み手を混乱させてしまう可能性もあるでしょう。製造業は国内においても人気の職種であるため、採用担当者は一人ひとりの履歴書をじっくり見ている時間がありません。わかりやすく簡潔な志望動機にするために、結論から始めましょう。

なぜ製造業に就きたいのかを説明する

結論の次に、なぜ製造業に就きたいのか、どういった職種に就きたいのかを説明すると良いでしょう。具体的であればあるほど、採用担当者に好印象を与えられます。

この部分に妥当性がなければ、「製造業以外でもできることなのではないか」と思われてしまいかねません。例えば、「集中力があるという自分の特性を発揮できると思ったから」といった理由の場合、製造業だけに限るものではないでしょう。このように、「なぜ製造業でなければならないのか」を深堀りすることが大切です。

なぜその会社で仕事をしたいのかを説明する

次に、「なぜその会社で仕事をしたいのか」を説明します。志望する会社の特徴や製品・サービス、社風、社員の方針などについて調べ、共感できる点などを見つけましょう。

そのうえで「なぜその会社で働きたいのか、」「その会社でしか実現できない目標や夢があるのか」などを具体的に述べることが重要です。特に、「なぜ他社ではないのか」を深堀りすることで、志望度の高さが企業に伝わるでしょう。

入社後の具体的なイメージを伝える

その会社で働いた場合に「どのような貢献ができるか」「どのような成果を出せるか」また、「どのような人材として期待されるか」について具体的にイメージを書き出しましょう。

貢献できること、どのような成果を出せるか、どのような人材として期待されるかを別々で考えてから組み合わせると、より自らの頭でイメージしやすくなります。思い描く入社後のイメージが企業に伝わるよう工夫しましょう。


製造業の志望動機【例文】 


適切な志望動機を作成するために例文を参考に作成することは、有効な手法のひとつです。ここではおすすめの例文をいくつか紹介します。

おすすめの例文

高卒か新卒、未経験によっておすすめする例文が異なります。高卒の例文は技能職志望、大卒例文は事務職志望である前提で、それぞれに合わせたおすすめの例文を紹介します。

高卒(高校生が就職する際)の例文


私が貴社を志望した理由は、貴社で行われている〇〇(事業内容や特色など)に興味を持ったことがきっかけでした。高校では製造業に関わる勉強をしており、実際に工場を見学させていただき、〇〇(どのような)な製造をされている姿に魅力を感じました。私は高校生活で〇〇に取り組み、〇〇(どのような)な成果をあげた経験から貴社の〇〇製造に携わることで技能を磨き貢献していきたいと考え貴社を志望します。

高卒の場合、過去の実績から自分の能力をアピールすることはできません。そのため、自分の熱量がわかるような書き方がおすすめです。

新卒(大学生が就職する際)の例文


私が貴社を志望した理由は、貴社の〇〇という社風に魅力を感じたことがきっかけでした。貴社の製品は高品質であり、世界中で信頼されています。製品の品質に対する取り組みが非常に厳しく、そのこだわりが製品の信頼性に繋がっているとお見受けします。

私は子供の頃からものづくりや新しいものを作るのが好きで、大学では工学を学びました。ぜひ私の知識やスキルを御社の発展に役立て、新たな機械の製造・開発などに携われたら幸いです。

新卒の場合、いわゆる「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」を志望動機に絡めることがおすすめです。今回、学部と絡めてみましたが、サークルや活動などを具体的に紹介しても構いません。

「思いつかない」という場合、コミュニケーション能力の高さをアピールすることも大切です。新卒の場合、事務職に就くことも多いため、「サークルのリーダーとして○人をまとめた」「バイトで○人のスタッフとともに〇〇を実現した」など協調性があることを示しましょう。

未経験の例文


私が貴社を志望した理由は、貴社の特殊な〇〇技術を用いたものづくりに携わりたいと考えたからです。前職では製造とは違った仕事をしておりましたが、各工程で力を合わせて形あるものを作ることは製造業に携わる上で魅力だと感じています。

未経験であることをカバーするために、○○や○○といった資格を取得しました。また、異業種からの転職ということで、貴社に新たな風を吹かせることができると考えております。貴社の〇〇製造に携わることで〇〇な技能を磨き貢献していきたいと考え貴社を志望します。

未経験の場合、「どのようにして未経験をカバーするか」を具体的に書きましょう。また、異業種からの転職がメリットになるように説明するのもおすすめです。

NGなポイント

高卒や大卒、未経験問わずNGな志望動機も存在します。ここではNGなポイントをいくつか紹介していきます。

使い回ししている印象を与えてしまう

使い回している印象を与える志望動機は避けましょう。特に、どこの企業でもいえる内容や企業の特徴にいっさい触れていない志望動機は、使い回している印象を与えます。

志望動機が他の応募者と同じような文面である場合、真剣に志望しているのか疑われる可能性もあります。応募する企業に合わせて、志望動機を個別に考えることが大切です。

学ぶ姿勢がない

学ぶ姿勢や意欲がないことが読み取れる志望動機は避けましょう。製造業は技術が日々進歩しており、常に新しい知識や技術が必要とされる場面が多数あります。ほとんどの企業は成長意欲が高く、新しい技術や知識を積極的に吸収し、成長していく人材を求めているため、学ぶ姿勢がなく自分のスキルアップに意欲がないという志望動機はNGです。

待遇を強調しすぎている

待遇面を求めすぎることは避けましょう。企業は成長意欲や企業文化への理解、社会貢献意識など、志望者自身の資質や意識を見ることが多いです。待遇面だけに焦点を当てた志望動機は、企業側からはマイナスに受け取られることがあるでしょう。


製造業の志望動機は職種に注意 


製造業の志望動機は、職種によって注意点が異なります。ここでは高卒、大卒、転職による中途採用それぞれで注意すべき点を紹介していきます。

高卒:技能職

高卒での応募では、技能職に就く可能性が高いです。志望動機には自分が技能職に向いていると感じたエピソードや技能を磨き成長していきたい意欲など、自己成長や技術面での向上心をアピールすることが大切です。

新卒:事務職か技術職

事務職の場合は、一緒に働く人たちとの協調性やコミュニケーション力が発揮できるエピソードを用いてアピールすると良いでしょう。

技術職の場合は、自分が得意とする分野で企業に貢献できること、新しい技術や知識を積極的に吸収し成長していくことなど、技術面や成長意欲をアピールすることがおすすめです。

転職:即戦力

転職の場合は即戦力として企業に貢献できること、自分の経験やスキルを生かせること、自分の成長やキャリアアップにつながることなど、自己PRを強化することが重要です。

また、前職での実績や業績に対する貢献、経験から得た知識やスキルを強調することで、企業側にアピールできます。


製造業の志望動機で重要な点 


製造業の志望動機では自己分析と業界分析をしておくことが重要です。ここでは自己分析、業界分析について解説します。

自己分析

自己分析は自分の強みや弱み、適性、志向性などを客観的に分析し自己PRを構築するために重要です。

製造業の志望動機を考える際には、自分がどのような職種に向いているのか、どのようなスキルを持っているのか、今後どのように成長していきたいのかなど、自分を客観的に見つめ直すことが必要です。

業界分析

業界分析とは製造業界における市場の状況や動向、企業の特徴や競合環境などを分析することです。業界に詳しくなれば、その業界において重要な問題や課題、求められる人材像などを把握できます。

製造業の志望動機を考える際には、自分が志望する企業がどのような特徴を持ち、どのような製品を作っているのか、その企業が置かれている環境や市場動向などを把握しておくと良いでしょう。


まとめ


製造業の志望動機を書くうえでおさえておきたいポイントは他業界と同じです。ただ、レガシー企業が多いため、他の業種に比べて、志望動機の深堀りやリサーチが大切になります。

今回紹介したポイントを踏まえて、しっかりと志望動機を伝えましょう。「どれだけ具体的に書けるか」「文章に妥当性を持たせられるか」が重要です。

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