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フィールドエンジニアはやめとけと言われる理由とは?やりがい・向いている人の特徴

技術者であり営業の顔でもあるフィールドエンジニアは、「キツい」「大変」などの声をよく耳にしますが、働くメリットとやりがいもたくさんあります。フィールドエンジニアに向いている人、向いていない人もいるので、仕事内容をチェックしつつ、自分の性格に合っているか考えることが大切です。
 
本記事では、フィールドエンジニアはやめとけと言われる理由や、仕事内容、やりがい、向いている人の特徴について詳しく説明します。

目次

フィールドエンジニアはやめとけと言われる5つの理由 



なぜ、「フィールドエンジニアはやめたほうがいい」「大変」だと言われているのでしょうか。主な理由として、以下の5つがあります。

  • 緊急対応が多く休みが不定期になりやすい
  • トラブルやクレームがプレッシャーになる
  • 客先常駐が多く精神的に落ち着けない
  • 高度なスキルや最新の知識を学び続ける必要がある
  • コミュニケーションスキルが求められる

それでは、それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。
 

緊急対応が多く休みが不定期になりやすい

自社製品のトラブル対応や納入時のサポートなどをメインに行うフィールドエンジニアは、トラブルのたびに現場へ駆けつける必要があるので休みが不定期です。急な残業が発生することも多く、計画的な休暇が取りにくい傾向にあります。
 
ただし近年では、働き方改革の推進によって、定期的な休暇を確保するなど労働条件を改善しようと試みる企業も増えています。企業によって緊急対応の仕方や休暇が異なるため、事前の確認が必要です。
 

トラブルやクレームがプレッシャーになる

フィールドエンジニアは、トラブル時の状況によっては1人で対応することもあります。トラブル対応に慣れている方や、ある程度経験を積んでいる方は臨機応変に対応できますが、プレッシャーを感じる人には負担になるかもしれません。
 
一方で、トラブルやクレームを解決することにより、クライアントから大きな信頼を獲得でき、キャリアアップにつながったり独立したときに応援してくれたりする場合もあります。
 

客先常駐が多く精神的に落ち着けない

フィールドエンジニアは客先に出向く仕事なので、自社での仕事と比べて精神的に落ち着けない傾向があります。特に、長期プロジェクトに携わると、数ヶ月出張になることもあるので環境が頻繁に変わりがちです。
 
しかし見方を変えれば、さまざまな現場に携わることができ、多様な経験を積めるというメリットもあります。
 

高度なスキルや最新の知識を学び続ける必要がある

どのようなトラブルにも対応できるように、フィールドエンジニアは高度なスキルや最新の知識を学び続ける必要があります。常に新しい情報を更新し続けることが大切なので、学ぶことが苦に感じる人は向かないかもしれません。
 
しかし、吸収しなければならないことが多い分、自分の価値も高まり、転職や独立に役立ちます。
 

コミュニケーションスキルが求められる

前述したように、フィールドエンジニアは客先に出向くことが多いので、様々な人とのコミュニケーションスキルが求められます。
 
ただし、トラブルを対処するだけでなく、「接客している」という意識が必要です。コミュニケーションが苦手な人にとっては負担に感じることもあるかもしれませんが、積極性を見せることで人脈やお客様との信頼関係を築けます。



フィールドエンジニアの仕事とは?



では、フィールドエンジニアは具体的にどのような仕事をするのでしょうか。主な仕事内容、現状、将来性などについて詳しく説明します。

フィールドエンジニアの具体的な仕事内容 

フィールドエンジニアの主な仕事内容は、自社製品の営業、製品メンテナンス、製品導入や設置サポート、トラブル対応と多岐にわたります。医療機器やパソコンなど、電子機器のシステムを安定させるための運用とメンテナンスがメインです。

システムエンジニアと間違えられがちですが、システムエンジニアはコンピュータシステムの開発と設計を行うエンジニアで、仕事内容が異なります。

【あわせて読みたい!】フィールドエンジニアの仕事内容とは?向いている人の特徴やキャリアパスを解説

フィールドエンジニアの現状と将来性 

AIやIoTなど革新的な技術が日々登場していますが、最新技術を活用できるまで理解するには時間がかかります。そのため、お客様にシステムについて説明を行いサポートするフィールドエンジニアは、需要が高まっている傾向です。

厚生労働省「jobtag」によると、組込みやIoTなどのシステムエンジニアの平均年収は550.2万円です。2020年発表の国税庁が行った「民間給与実態統計調査」では民間企業平均年収は433万円なので、一般的な平均年収よりもやや高いといえます。

また、前述したように、フィールドエンジニアは需要が高まっているため、年収がアップする可能性もあります。

フィールドエンジニアになるために必要なこと 

フィールドエンジニアは必要な資格がないので、未経験からでも目指せます。ただし、フィールドエンジニアで役立つ資格を取得することで、就職や転職において有利になるでしょう。

特に、半導体やITなど電子機器に関する知識を習得しておくと有利です。オススメの資格としては、マイクロソフト認定資格(MCP資格)、 ITパスポート試験、機械設計技術者試験などがあります。

【あわせて読みたい!】フィールドエンジニアとは?年収や将来性、求められるスキルについて解説

フィールドエンジニアのキャリアプラン 

フィールドエンジニアとして長く活躍するために、キャリアプランを考えることも大切です。まずは、目標となる職務に辿り着くまでの「キャリアパス」について考えてみてください。

フィールドエンジニアのキャリアパスとしては、製品知識が活かせる開発エンジニアや、コミュニケーション能力が培えるセールスエンジニアがオススメです。開発エンジニアやシステムエンジニア、セールスエンジニアから、フィールドエンジニアへ進む方もいます。



フィールドエンジニアのやりがい 



フィールドエンジニアのやりがいとして、主に以下の3点があります。

  • 目の前で困っている人の力になれる
  • エンジニアとしてのスキルアップができる
  • 人として成長できる

 

目の前で困っている人の力になれる

フィールドエンジニアは直接トラブル現場に出向いて対処するため、目の前で困っている人の力になれたと実感しやすいでしょう。対面で感謝の言葉をかけられれば、仕事のモチベーションにも繋がるかもしれません。
 

エンジニアとしてのスキルアップができる

製品の説明からサポート、トラブル対応まで、フィールドエンジニアはさまざまな仕事を担当します。そのため、さまざまなスキルを磨け、エンジニアとしてのスキルアップにも繋がるという点がメリットです。
 
常に最新の知識を学ぶ必要があるからこそ、必然的にスキルアップします。できることが増えるたびにモチベーションが上がり、能力が高まると転職しやすくなります。
 

人として成長できる

人として成長できるのも、フィールドエンジニアのやりがいです。機械と向き合うだけでなく、さまざまな人とコミュニケーションを重ねることで、人間力の成長にも期待できます。
 
また、エンジニアとしての対応力も磨くことで大きなプロジェクトを任せられやすくなり、独立した際には培ってきた人脈や成長が役立つでしょう。



フィールドエンジニアに向いている人の特徴



フィールドエンジニアに向いている人の特徴は、以下のとおりです。

  • 誰とでもコミュニケーションを取ることが好きな人
  • 柔軟な対応ができる人
  • 機械が好きで学習意欲が高い人 

一方で、1人で黙々と作業したい方や、決められた仕事だけを淡々と作業したい方は、フィールドエンジニアに向いていない可能性があります。
 

誰とでもコミュニケーションを取ることが好きな人

できるだけ多くの人と触れ合いたい、誰とでもコミュニケーションを取ることが大好きな人は、フィールドエンジニアに向いています。
 
フィールドエンジニアは製品サポートやメンテナンスを行う技術者の面を持ちながら、営業という会社の顔も持っている職種です。前職で接客スキルを培った人は、フィールドエンジニアで活かすことができます。
 

柔軟な対応ができる人

どのようなトラブルにも柔軟に対応できる人も、フィールドエンジニアに向いています。慌てることなく、現在の状況をしっかりと把握し、冷静に対処できるかが大切なポイントです。また、柔軟な発想力も必要となります。
 

機械が好きで学習意欲が高い人

フィールドエンジニアは、電子機器といった製品を扱う仕事になるため、機械が好きな人は向いているといえます。常に最新情報と知識を習得する必要もあるので、学習意欲もある人にもオススメです。自分の学習意欲や努力次第で、どんどんキャリアアップが期待できます。



まとめ



フィールドエンジニアは、製品説明や導入時のサポート、メンテナンス、トラブル対応が主な仕事です。トラブルが起きた場所へ直接出向くことになるため、機械の扱いだけでなくコミュニケーションスキルが必要になります。
 
急な残業が発生しやすいなど大変な面もあり、「やめとけ」と言われることもありますが、目の前で困っている人の助けになれるので、人の役に立っている実感は湧きやすいでしょう。機械に触れることが好き、且つ人とコミュニケーションを取ることも好きな方は、フィールドエンジニアに向いています。IT化の進む現代では今後も需要は高いといえる職種なので、転職先を探している方はぜひ検討してみてください。


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