【例文あり】サービスエンジニアの志望動機のつくり方をケース別に紹介！

サービスエンジニアとはどんな仕事？

サービスエンジニア（フィールドエンジニア）の仕事内容は、主に以下の3つに分かれます。

• 機械製品の設置・配線
• 機械製品の保守・メンテナンス
• 顧客サポート

機械製品はパソコンや医療機器など多岐にわたります。クライアント先に機械製品を設置し、運用後に問題が発生しないように管理、サポートを行うのが仕事です。

また顧客のサポートも仕事に含まれます。機械トラブルが起こった際は、クライアント先に出向いて原因を突き止めたり、修理を行ったりする場合もあります。

サービスエンジニアには、機械に関する専門知識とコミュニケーションが必要です。

 
なお仕事内容の詳細は、以下の記事で解説しています。ぜひ併せてお読みください。
 
内部リンク：「サービスエンジニアとはどんな仕事？業務内容、やめとけと言われる理由 などを深堀り」

サービスエンジニアの志望動機を考えるポイント

サービスエンジニアの志望動機を考えるポイントは、以下の4点です。

• なぜサービスエンジニアになりたいのか
• 自分の強み・スキル
• 応募先企業を選んだ理由
• 目標・ビジョン

1つずつ解説します。
 

なぜサービスエンジニアになりたいのか

なぜサービスエンジニアになりたいのか、志望動機を明確にしましょう。企業はサービスエンジニアという職業に熱意や誇りを持っている人材を採用したいと考えています。
 
興味を持ったきっかけを洗い出し、整理しておくのがおすすめです。
 
ただし「給与が高いから」「かっこいいイメージがあるから」などの理由を書類や面接で伝えるのは、避けたほうが無難です。「給与が高いところならどこでもいいのではないか」「業界研究ができていない」と判断され、評価が下がる可能性があります。
 
サービスエンジニアでなければならない理由を明確にして、応募先の企業にアピールしましょう。
 

自分の強み・スキル

自分の強みやスキルは、サービスエンジニアや応募先の企業で活かせるものをアピールするのがポイントです。特に中途採用の場合、企業は即戦力になる人材を求めています。自分の強みやスキルを活かしてどう貢献できるのかを伝えると評価されやすいです。
 
サービスエンジニアに求められる強みやスキルは、主に以下が挙げられます。

• コミュニケーション能力
• 論理的思考力
• 課題解決力
• 機械操作が得意

例えばコミュニケーション能力をアピールするなら「顧客の意図を汲み取って、機器の運用やサポートを行える」などと伝えると良いです。強みやスキルを活かして即戦力として働ける点をアピールしましょう。
 

応募先企業を選んだ理由

「なぜ応募先の企業でなくてはならないのか」は、志望動機を考える上で重要です。
 
企業は長く働いてくれる人、自社で活躍できる人を求めています。どの企業にも通じる内容だと「うちでなくてもいいのではないか」と思われ、内定はもらえません。
 
応募先企業を選んだ理由を明確にするためには、業界研究や企業研究を徹底的に行いましょう。企業のホームページなどをチェックし「この企業でなければならない理由」を考えてみてください。
 
応募先企業を選んだ理由をきちんと伝えられれば、採用担当者に好印象を与えられます。
 

目標・ビジョン

サービスサービスエンジニアになったあとの目標やビジョンも大切です。企業は長く働き、活躍してくれる人材を採用したいと考えているからです。
 
「3年後にマネージャーになる」「スペシャリストとして現場で活躍し続ける」など具体的なキャリアパスを伝えると、企業側に「うちで活躍したい気持ちがある人だな」と思わせられます。
 
応募先企業のキャリアパスをチェックし、将来自分がどのような道を目指していきたいのかを伝えてみてください。

【ケース別】サービスエンジニアの志望動機の例文

サービスエンジニアの志望動機の例文を、ケース別に紹介します。

• 新卒でサービスエンジニアを志望する場合
• 第二新卒でサービスエンジニアを志望する場合
• 既卒でサービスエンジニアを志望する場合
• 中途未経験者でサービスエンジニアを志望する場合
• 中途経験者でサービスエンジニアを志望する場合

自分に合うケースを確認し、ぜひ参考にしてみてください。
 

新卒でサービスエンジニアを志望する場合

新卒は社会人経験がないため、即戦力となるスキルを持っていない点は企業側も理解しています。

即戦力のスキルよりもポテンシャルや社風に合っているかなどを見ている傾向にあるため、熱意や応募先の企業で活躍できる点を積極的にアピールするのがポイントです。
 
【例文】

私は大学でテニスサークルの部長を務めています。
 
総勢100人をまとめるのは大変で、時にはサークル内での衝突もありました。そのたびに仲裁に入り、双方の話をきちんと聞くなどして、関係を改善しようと努力してきました。
 
この経験で培ったコミュニケーション能力を生かし、顧客との円滑なコミュニケーションを取れると考えています。
 
また相手の立場になって物事を考えるスキルがあるため、わかりやすい説明で顧客に安心感を与えられると自負しています。
 
私の強みを活かして、貴社のサービスエンジニアとして活躍したいです。

第二新卒でサービスエンジニアを志望する場合

第二新卒は、社会人経験3年未満の人を指します。
 
新卒同様にポテンシャルや人柄を重視する企業も多いですが、社会人としてのマナーやビジネススキルを持っていることが前提です。スキルを活かしながら長く活躍できる点をアピールしましょう。
 
【例文】

前職は医療事務の仕事をしておりました。
 
前職で私たちがスムーズに業務を行えるように、機器のメンテナンスやサポートをしてくださるサービスエンジニアの方に興味を持ったことが、今回志望した理由です。
 
未経験ですが、一定の社会人スキルは持っていると自負しております。また事務の仕事で得たコミュニケーション能力を活かし、貴社のサービスエンジニアとして活躍したいと考えています。

既卒でサービスエンジニアを志望する場合

既卒とは高校や専門学校、大学などを卒業後、就職経験が一度もない人を指します。
 
学校を卒業後、すぐに就職しなかったことに対し「働く意欲が低いのでは？」と懸念を感じる企業も一定数存在します。そのため書類や面接では、企業側の不安を払拭するのがポイントです。
 
【例文】

大学時代は野球部に所属しており、部活動を通じてコミュニケーション力を磨きました。
 
また機械操作が好きで、自分でパソコンを組み立てた経験があります。コミュニケーション力と機械操作の両方を活かせる仕事を探し続け、サービスエンジニアになりたいと考えました。
 
学生時代に明確なキャリアビジョンを持って行動しなかったため、既卒として就職活動をしております。しかし「サービスエンジニアになりたい」という強い意志を持った今、働く意欲と熱意は誰にも負けません。
 
自身のスキルを活かしながら、1日でも早く貴社の戦力となれるよう努力いたします。

中途未経験者でサービスエンジニアを志望する場合

未経験でも、エンジニアや設備保全の経験があればアピールになります。
 
また理系大学出身や図面が読めるなどのバックグラウンドがある人は伝えておきましょう。
 
【例文】

大学卒業後は5年間システムエンジニアとして経験を積んできましたが、自社の製品を扱う仕事に就きたいと考え、サービスエンジニアを志望しました。
 
システムエンジニアとしてさまざまな製品の仕様や機能を短期間で習得し、機械の構造に関する知識を身につけてきました。
 
またクライアントとのやり取りを通じて得たコミュニケーション能力も、貴社で活かせると自負しております。
 
上記のスキルを活かして、貴社の即戦力として貢献することをお約束いたします。

中途経験者でサービスエンジニアを志望する場合

経験者の場合は、前職での実績や成果をアピールしましょう。具体的なエピソードや数字があると、採用担当者を納得させられます。
 
【例文】

約5年間、サービスエンジニアとして経験を積んでいます。
 
現職では導入企業への対応や訪問修理が中心ですが、私がお客さまから直接ヒアリングして営業部門に取り次いだ結果、製品の売り上げが15%アップしました。
 
さらに成長できる環境を求めており、貴社が扱う高度な知識・技術が必要な医療機器に携われれば、スキルアップが可能と考えております。
 
現職を通して身につけた機械に関する知識や交渉力を活かして、貴社でも力を発揮する所存です。

まとめ

サービスエンジニアの志望動機を考える際は「なぜなりたいのか」はもちろん、応募先企業でなくてはならない理由や、キャリアビジョンまで洗い出しておくことが重要です。
 
志望動機のアピールポイントは、未経験者か経験者かによって異なります。本記事で解説したケース別の例文を参考に、自分なりの志望動機を考えてみましょう。
 
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